産業廃棄物の不法投棄が22年度も新規に216件、6万2000トンと前年度に比べ件数では63件減少したものの、量で5000トン増加するなど、後を断たない状況だ。
これにより22年度末での不法投棄の残存件数は2610件と前年度より19件増加、残存量も1781万7000トンと前年度より51万2000トン増えることとなった。
環境省では「経済状況によっては不法投棄の増加が懸念される」とし、こうしたことも勘案して「引き続き、監視活動の強化、現地調査や関係法令等に精通した専門家の派遣による都道府県等での不法投棄行為者等への責任追及支援取組などを展開し、大規模事案を中心に事案を減少させることができるよう、早期発見による未然防止、早期対応による拡大防止への取組を推進したい」としている。(編集担当:福角忠夫)