内周規制線内への立入りに前進も米同意必要不変

2019年07月28日 08:37

 河野太郎外務大臣は25日夕の記者会見で、国内での米軍使用施設・区域外での米・軍用航空機事故に関するガイドラインを改正することに日米間で合意した。「内周規制線内への立入りが迅速かつ早期に行われることが明確になった」と発表した。

一歩前進とはいえ「米側の同意が必要」としており、同意がなければ立入ることができない。米側が迅速に同意するのか、主導権は米側にあり、実効性がどこまであがるのかには疑問がある。

 記者団が具体的にどういうふうに迅速化されるのか、と質問。河野外務大臣は「日米双方の事故調査に必要な人間が直ちに内周規制線の中に入ることができるように両政府で合意をしたので、これまで度々指摘されてきた以前のようなことはなくなる」と答えた。

 河野外務大臣は今回の見直しで「環境に関する情報の速やかな提供が行われる、或いは様々な情報が合同委員会を通じて共有されることが明確になった」とし「地元に対する情報提供も速やかに行うことができるようになろうかと思う」と語った。(編集担当:森高龍二)