安倍晋三総理は7日、米国のマーク・エスパー国防長官の表敬を受け、長官に対し「日米同盟はかつてないほど強固になっていると思っている。今後、さらに強化していく」と述べた。
エスパー長官は中東・ホルムズ海峡の航行の安全確保が目的だとして結成を提起している「有志連合」構想に参加するよう求めた可能性がある。また、岩屋毅防衛大臣との会談も予定していることから、ここで参加要請をするとともに、在日米軍駐留経費の大幅増額を求める可能性もある。
岩屋防衛大臣は今月の記者会見で「政府全体として総合的にどういった対応が適切かを判断していくことになろうかと思う。国際情勢や各国の対応動向、現地の安全に関わる情勢等を見極めて判断をしていく必要がある」と語っていた。
また「米国を始めとする関係各国と緊密に連携し情報収集を行いつつ、情勢を注視している。この地域はエネルギー安全保障上、極めて重要な地域なので重大な関心を持って様々な情勢を見極めつつ、しかるべき時期に判断していくことになる」と述べるにとどまった。(編集担当:森高龍二)