参加国嫌悪も旭日旗禁止品にせず 五輪組織委

2019年09月04日 06:55

 「おもてなし」のこころ活かせ。東京オリンピック・パラリンピック組織委員会が韓国などが「日本の軍国主義、帝国主義時代の象徴旗」として嫌悪する「旭日旗」の競技場への持ち込みを禁止しない方針を示したことに、韓国の反発を招いている。

 聯合ニュースは、韓国外交部の金(キム)インチョル報道官が3日の定例会見で「旭日旗が帝国主義の象徴として認識されていることは日本側もよく知っているはずだ」と対応を批判。「是正されるよう努力していく」と語ったことを報じた。

 武藤敏郎東京オリンピック・パラリンピック組織委員会事務総長は2014年2月9日、ソチでの会見で「東京が世界最高の選手たちを温かく歓迎し、2020年に素晴らしいオリンピック・パラリンピック大会が開催できるよう尽力したい。1日1日を大切に大会の成功に向かって関係者一同献身して参ります」とあいさつしていたが、参加国が「嫌悪」を感じるという旭日旗の会場持ち込みを禁止しないとする姿勢には「招く側として配慮すべきではないか」との声もでている。

 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は「旭日旗は日本国内で広く使われている」とし「旗の掲示そのものが政治的宣伝とはならないと考えている。競技場への持ち込み禁止品にすることは想定していない」と説明。

 旭日旗は「軍旗」として使用され、戦後は「海上自衛隊自衛艦旗」として使用されているが、昨年10月韓国で開催された「国際観艦式」でも「旭日旗」の掲揚自粛を求められ、海上自衛隊艦は参加しなかった経緯を踏まえれば、日本国内では単なる旗も、その歴史的経緯から侵略された側からは大日本帝国憲法下で行われた侵略戦争象徴旗としてのイメージが払しょくできていないことを考慮する必要がありそう。(編集担当:森高龍二)