46th TMS、市販間近な注目すべき新型モデルの一台、第2世代「SUBARU LEVORG」

2019年10月25日 07:39

Subaru Levorg

今回の東京モーターショーで世界初公開となったSUBARUのハイパフォーマンスワゴン新型レヴォーグ・プロトタイプ

 10月25日から11月4日まで、東京ビッグサイトおよび周辺で開催、一般公開となった「第46回東京モーターショー2019」において市販間近な新型モデルがいくつか紹介された。SUBARUがメインで展示した、新型「レヴォーグ」プロトタイプも注目の1台だ。世界初公開となった2世代に該当するモデルである。

 新型レヴォーグは、SUBARUの持つ最先端の技術を結集し、自動運転化が進むモビリティ社会において、1989年にデビューした初代レガシィ・ツーリングワゴンから脈々と受け継ぐ「誰もが自分の意志で、運転をどこまでも愉しめる未来」を実現した、国産車で唯一無二のハイパフォーマンス・ステーションワゴンだ。

 新型レヴォーグの開発にあたって目指したことは、SUBARUを信頼するスバリストにとどまらない、すべてのドライバーに向け「クルマの本質である運転を、心から愉しめる未来をつくること」「乗る人の人生をもっと豊かにしていくパートナーであること」だったという。そして「より遠くまで、より早く、より快適に、より安全に」というSUBARUが提唱し続ける“グランドツーリング思想”に基づき、時代の先を見据えた最先端の技術をすべて注ぎ込み、新世代SUBARUを象徴するモデルとして開発した。

 エクステリアは、SUBARU新デザインコンセプト「BOLDER」を採用。「意のままにクルマをコントロールする愉しさ」、そして「今まで経験したことのない、新たなアクティビティに向かってチャレンジしてほしい」という想いを表現した。

 安全運転支援テクノロジーはSUBARUアイサイトの最新バージョンに、アップデートする。「あらゆるシーンで、運転の不安やストレスを減らし、心から運転を愉しむ」ために、新開発のステレオカメラと前後あわせて4つのレーダーで構成された新世代アイサイトを採用する。加えて、高速道路上で利用可能な高精度マップ&ロケーターを活用した最先端の先進運転支援システムや、万が一の際につながる安心を提供するコネクティッドサービスを採用した。

 加えて、心から気持ち良いと思える運転の愉しさのために、加速性能と環境性能を高い次元で両立した第4世代となる新開発1.8リッター水平対向4気筒直噴ターボエンジンや、SUBARU GLOBAL PLATFORMにフルインナーフレーム構造を採用した。最高出力などのスペックは発表されていないが、EJ20型を超えるスペックで登場するのは間違いない。

 第2世代の新型レヴォーグの市販モデルは、2020年後半に日本市場で発売する予定だという。(編集担当:吉田恒)