安倍晋三総理は日中韓ビジネスサミットであいさつし「中国・李克強(り・こくきょう)国務院総理、韓国・文在寅(ムン・ジェイン)大統領と共に出席できることを大変うれしく思います」と語るとともに「3か国の首脳は『三国時代の魏(ぎ)、呉、蜀』ではありませんので、相争う者同士ではありません。私は3か国のビジネスリーダーの皆様と共に、我々3か国が共に協力し、国際社会と共に発展する『新しい三国時代を築きたい』と考えています」と冒頭に語った。
そのうえで「日中韓3か国のGDPは世界の5分の1を超えています。我々は世界の経済成長を牽引すべき存在であるとともに、国際経済市場の発展にも大きな責任と義務を負っています」と3か国の世界経済市場に与える大きな影響力をアピール。
また「日中韓3か国は少子高齢化や環境問題などの分野で共通の課題も抱えている」とし「共通課題に効果的に対処するために経済界の皆様の御協力を得て、日中韓3か国が互いの優位性を補いつつ、共に取り組んでいくことが重要」と連携強化の必要を強調した。(編集担当:森高龍二)