「法を貴ぶ国柄」に沿うよう総理自ら立証を

2020年02月12日 07:24

 安倍晋三総理は「建国記念日」の11日付けで10日、建国記念の日にあたってとのメッセージを発表。「伝統を守りながら、同時に変化をおそれず、困難な課題に対しても果敢に挑み乗り越えていく。私たちはそうした努力を積み重ね、躍動感あふれる輝かしい未来を切り拓いていく、その決意を新たにしている」としている。

 メッセージで総理は「我が国は幾度となく大きな困難や過酷な試練に直面してきたが、その度に、先人たちは勇気と希望をもって立ち上がり、一人一人のたゆまぬ努力により今日の平和で豊かな国を築き上げ、自由と民主主義を守り、人権を尊重し、法を貴ぶ国柄を育ててきた。そうした努力の礎の上に、今日の発展がある」と先人の努力の上に今日があると強調。

 そのうえで「今を生きる私たちは先人たちの足跡の重みをかみしめ、国際社会とも緊密に連携しながら、この尊い平和と繁栄を次の世代に引き継いでいくため、能う限りの力を尽していく」としている。

 ただ「桜を見る会」や「前夜祭」をめぐる公職選挙法違反疑惑や政治資金規正法違反疑惑に対する客観的資料を一切示さず、否定するのみの総理説明に「法を貴ぶ国柄を総理自ら崩壊させている」との声もあり、「法を貴ぶ国柄」に沿うよう、惑払しょくへ領収書や見積書などの提示で立証することが強く求められている。(編集担当:森高龍二)