育児のフリーランスに補償なく公平性欠く政府策

2020年03月05日 06:44

 立憲民主党の蓮舫副代表は政府が学校一斉休校を要請し、育児のために休職する正規・非正規の事業所従業員らに年次休暇とは別途に有給休暇を与えた事業主にその額(日額上限8330円)を給付することにしたが、フリーランスに対して給付ではなく「資金繰り貸付」を行うとしたことに「劇団員や音楽家などのフリーランスには補償がなく、事業主と同じく資金繰り貸付を行うのは、明らかにおかしい」とツイッターで発信。

 蓮舫氏は「アルバイトやパートは雇用保険被保険者でなくても補償」としていることや財源を一般会計から捻出することと整合性を図るうえでも、事業主と同様に「資金繰り貸付」で自己負担させることにしているのは公平性を欠く対応との認識を示したものといえる。

 蓮舫氏は「党の逢坂誠二政調会長と相談のうえで、対策を提案したい」と早期に対案を提示したい考えだ。(編集担当:森高龍二)