菱洋エレクトロと日本ストラタステクノロジーは、米Stratus Technologies社の無停止型仮想化プラットフォーム「Stratus(R) Avance(TM)ソフトウェア(以下、Avance ソフトウェア)」の共同販売に合意し、国内初の組込み用特定ライセンスの展開を含む販売パートナー契約を締結した。
同社は、ストラタス社との販売パートナー契約の締結により、同社の提供するAvance ソフトウェアを、特定用途向けの組込み用ライセンス製品として販売を開始するとともに、同社の強みである日本ヒューレット・パッカードのHP ProLiant サーバーに組み込んだ「無停止型仮想化アプライアンス」として販売し、システム構築・導入から運用・保守までをワンストップで提供する。
さらに、この「無停止型仮想化アプライアンス」に、同社が販売する店舗・拠点業務指示統合管理システム「R/PORTAL」や同社のパートナー各社が販売するアプリケーション・ソフトウェア製品などを組み合わせることにより、最小限のコストと期間でシステムを構築。シングル・システムと同様の使いやすさでの無停止運用を可能にするシステム導入の新しいモデルを提案する。停止するとビジネスに損失を及ぼすアプリケーションが飛躍的に増大した今日、ユーザーの無停止運用と仮想化の課題を同時に解決するAvance ソフトウェアとHP ProLiant サーバーの組合せをワンストップで提供することで、システム導入にかかる負担を大幅に軽減すると同時に事業継続の基盤構築を実現する。
ストラタス社の提供するAvance ソフトウェアは、低コストでありながらシステム連続稼働と仮想化を単一のソフトウェアで実現することができ、簡素化された導入・運用手順による徹底した使いやすさが特徴。一組2台のIAサーバーにAvanceソフトウェアをインストール(必要ライセンスは1つ)すると、仮想化機能を標準装備した無停止プラットフォームが形成され、2台のIAサーバー間でシステム・リソースが完全に共有される。特定のコンポーネントに重大な障害発生した場合には、他のコンポーネントに影響を与えることなく故障部分が切り離され、システムを中断することなく稼働を続けることができるという。
なお、同社はStratus Avance ソフトウェアの当初販売目標として2012年度100ライセンス出荷を目指す。