国交省はミャンマーのチョウ・ルイン建設大臣らを24日から日本に招聘し、海外道路PPP協議会に出席してもらうほか、同省幹部や業界団体との意見交換、首都高速や瀬戸大橋、明石海峡大橋などを視察してもらい、日本の技術力をアピールする。大臣は3月2日まで滞在する予定。
26日に都内で予定されている海外道路PPP協議会では国別ワーキンググループの活動状況の報告や国交省と取り組みが紹介されるほか、国際会議ではチョウ・ルイン建設大臣からミャンマーの道路事情を伺ったうえで、ミャンマーの道路整備に貢献できる日本の技術をプレゼンテーションする。
海外道路PPP協議会は国内需要が縮小する中で、国内建設業の国際競争力を高めることにより、膨大なインフラ需要が見込まれる開発途上国に対し、高い技術を売り込むことにより、官民協働型のインフラ整備を推進しようと設置された。トルコ・イズミット湾横断橋の受注などの成果をあげている。
座長には前日本経団連日本ベトナム経済委員長の岡素之住友商事会長が就き、建設、金融、コンサル、造船、公益法人、国交省幹部らで構成している。経済産業省や外務省もオブザーバーとして参加している。(編集担当:森高龍二)