安倍晋三総理は3日の政府与党連絡会議で新型コロナウイルス感染症対策について「全国的にも感染者数が再び増加している。他方で、現在入院されている重症者数は、この数日、全国で80人台、東京では20人台程度の水準で一進一退の状況だ」と語った。
そのうえで「まず都道府県と連携して検査体制を強化し、陽性者の早期発見、早期治療を進める。特に病院や高齢者施設での検査を徹底し、重症化する可能性の高い高齢者や基礎疾患のある方々への感染拡大防止に万全を期す」とした。
また安倍総理は「国として治療薬やワクチンの開発と確保にも努め、感染拡大をできるだけ抑えながら、社会経済活動との両立をしっかり図っていきたい」と社会経済活動との両立を図る考えを強調した。
安倍総理「世界が新型コロナウイルス感染症の流行という歴史的な危機に直面する中で、我が国として、思い切った社会変革を果敢に実行することにより、自ら未来を切り拓いていく。与党の皆様とも力を合わせ、新たな日常を早期に実現し、日本経済をしっかりと回復軌道に戻していくため、全力を尽くす」と協力を求めた。
コロナ対策を行いながら経済再生を図りたい政府は、お盆帰省は慎重にとしながら、道府県間の移動を促す「GoToトラベル」キャンペーンの利用を進める『矛盾』した政策をとり、一貫性のなさが、国民の政府への不信感を高めている。(編集担当:森高龍二)