杉田水脈衆院議員は辞職を 2日で署名8万人超

2020年09月30日 06:13

 性暴力被害をめぐり「女性はいくらでもウソをつけます」などと被害女性の立場を無視した発言を行った自民党の杉田水脈(みお)衆院議員に対し、日本共産党の小池晃書記局長が発言の撤回と被害女性らへの謝罪を28日強く求めた。

 小池氏は「発言撤回、謝罪ができないなら、議員辞職を強く求める」とし「国会議員の資格はない」と断じた。小池氏は自民党に対しても杉田議員への厳格な対応を求めている。

 杉田議員の発言を巡っては「性暴力被害者を貶めるセカンドレイプであり、激しく性差別的であり、性暴力根絶に向けて取り組む動きを後退させかねないヘイトスピーチであり、国会議員が率先して性差別的発言を行い、性暴力への無知を露呈することは許されるべきことでない。発言の撤回・謝罪、議員辞職を求める」として、ネット上での署名活動も行われ、2日間で8万人以上から署名が集まった。「まったく学習しない人。安倍政権最大のレガシー。議員辞職を求めます。自由民主党は政党としての品位を疑われますよ」との声も上がっている。

 志位和夫委員長もツイッターで「キャンペーンに賛同します。全国のみなさんの声をしっかり受け止めました。ああいう発言が出ない社会をつくっていかなければならないと強く決意しています」と発信した。

 また、杉田議員が発言をしていないと否定していることについて、立憲民主党の蓮舫参院議員は「なぜ複数の出席自民議員が貴女の発言と言ったのか」と発言の証言を取り上げたうえで蓮舫氏も「彼女を比例1位で議員にさせた自民党も説明すべき」と自民党としての対応を求めた。(編集担当:森高龍二)