藤村修官房長官は米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への代替施設建設に向けた環境影響評価書の提出について30日の記者会見で「年内に提出できるように準備をしている、ということにこれまでと変わりない」とするとともに「提出するからには十分に沖縄のご理解を頂くということが前提になっている」とし、粘り強く理解を求めて行く考えを重ねて示した。
そのため、藤村官房長官は「これまで以上に誠心誠意、丁寧に説明をしていく」と語り、強引に政府サイドで一方的な進め方は行わない考えを強調した。
さきの田中聡前沖縄防衛局長(今月29日、不適切発言で更迭された)が、強引に政府サイドで環境影響評価書を提出していくかのように受け取られる発言を行ったことを受けての政府としての沖縄へのメッセージとも受け取れる発言となった。(編集担当:福角忠夫)