SUBARU、フォレスターに新開発1.8リッター直噴ターボ“DIT”エンジン搭載

2020年11月03日 08:47

 SUBARUは、同社のミッドサイズSUVである「フォレスター」の改良モデル10月22日に発表した。

 フォレスターは、SUBARUにとって最量販車種となるグローバル戦略車だ。2018年に発表・発売した現行の第5世代では、SUBARU GLOBAL PLATFORMを採用することで、クラストップレベルの衝突安全性能・危険回避性能や、ドライバーの意志に忠実なハンドリング・快適な乗り心地を実現。

 さらに同ブランド初となる乗員認識技術ドライバーモニタリングシステムや水平対向エンジンと電動技術を組み合わせた「e-BOXER」など新たな価値を加えることで、豊かさ・快適さ・愉しさ・冒険心といった気持ちを感じられるエモーショナルで身近な存在として、機能・性能を磨き上げてきた。

 今回の改良では、力強い走りと環境性能を高い次元で両立した新開発1.8リッター水平対向4気筒・直噴ターボ“DIT”エンジンを搭載したグレード「SPORT」を追加。この新型レヴォーグと共に開発したエンジンは、最高出力177ps(130kW)/5200-5600rpm、最大トルク30.6kg.m(300Nm)/1600-3600rpmを発揮。トランスミッションはリニアトロニックと呼ぶCVTで、駆動方式は当前ながらシンメトリーAWDである。

 さらに、新感覚の走りの愉しさを実現する電動技術e-BOXER搭載グレードを「X-BREAK」「Touring」に拡大し、「X-BREAK」には新制御のモーターアシストe-アクティブシフトコントロールを採用した。

 新グレード「SPORT」では、新開発したエンジンに加えて、専用開発のダンパーとコイルスプリングを採用することで、SUVでありながら質感の高い、スポーティな走りを実現した。この新グレード「SPORT」の燃費は、WLTCモードで13.6km/リッターとされる。

 エクステリアでは、ブラック塗装のフロントグリルや、ダークメタリック塗装のアルミホイールなどでコーディネート。インテリアではホールド性などの機能性に優れたウルトラスエード本革シートを採用することで、最上級スポーツグレードにふさわしい仕様とした。

 加えて、ドライバーモニタリングシステムを全グレードに設定。ドライバーが乗り込むと、インパネセンターバイザーに内蔵されたカメラがドライバーの顔を認識し、シートポジションやドアミラー角度、空調などを自動的に再現・調整するなどの運転支援を行なう。

 価格は1.8ターボモデルの「SPORT」が328.9万円、「e-BOXER」モデルが291.5万円から315.7万円だ。(編集担当:吉田恒)