政府は福島県伊達市小国(旧小国村)と月舘(旧月舘町区域)地区で産出された平成23年産米の出荷制限を29日、福島県知事に指示した。
28日に小国地区2戸の農家と月舘地区1戸の農家の水田でとれた玄米から国の暫定規制値を超える放射性セシウムが検出されたのを受けての措置。
藤村官房長官は同日夕の記者会見で「規制値を超えた農家のモチ米9キログラム(1袋1.5キログラム入り、6袋)が直売所経由で一般の方に販売されているということだが、福島県で追跡中ということであり、今はまだそれ以上のことはわかっていない」と説明。福島県も追跡中で、少なくともこれ以外は市場には出ていないとの認識を示している。(編集担当:福角忠夫)