JTが2011年全国たばこ喫煙者率調査を行った結果、喫煙者は推計で2279万人と昨年調査に比べ216万人減少したことが分かった。
減少の要因についてJTでは(1)高齢化の進展(2)健康意識の高まり(3)喫煙をめぐる規制強化に加え、昨年10月に実施された増税・定価改定による影響とみている。
喫煙者率調査1965年以降、毎年8月に実施されており、1万9064人から有効回答を得、26日までに結果をまとめた。
それによると喫煙者率は男性が33.7%、女性が10.6%といずれも前年より2.9%、1.5%減少した。これを全国の成人人口から推計するとJTでは男性の喫煙人口は1702万人、女性では577万人となり、前年より男性では138万人、女性では78万人喫煙者が減ったとみている。
また、喫煙者の1日あたりの平均喫煙本数は男性で19.8本、女性では15.2本になっていた。昨年に比べ、男性で0.7本、女性で0.9本減少した。(編集担当:福角忠夫)