菅義偉総理は2日、来年度予算案が衆院を通過したのを受け「衆議院の関係者の皆様方に、心から御礼を申し上げたい。また、明日から舞台が参議院になるわけでありますけども、参議院においても丁寧に説明させていただき、緊張感を持って対応して、一日も早く成立させたい」と語った。
そして「今最大の課題のコロナ感染症収束に向け、全力を挙げて取り組んでいきたい。その上で、国民の命と暮らしを守る、そして経済を回復させるよう取り組んでいきたい」とコロナ収束へ最優先に取り組む姿勢を示した。
来年度予算案は一般会計総額106兆6097億円。9年連続で過去最高額を更新するもので、税収に57兆4480億円を見込み、43兆5970億円は国債に依存している。 歳出では社会保障費が35兆8421億円、公共事業費が6兆695億円、文教科学費が5兆3969億円、防衛費が5兆3235億円、新型コロナ対策予備費が5兆円、地方交付税など交付金などが15兆9489億円、国債の利払いや償還に充てる国債費は23兆7588億円などとなっている。(編集担当:森高龍二)