自民党総裁選に立候補表明した高市早苗衆院議員は8日の出馬表明会見で、防衛に関して「迅速に敵基地を無力化することができた国が自国を守ることができる」と述べ、敵基地攻撃能力を保有することを是とする姿勢を明確にした。また「防衛関連研究費は非常に少ない」として、防衛関連経費の増額を図る考えも鮮明にした。
また「衛星破壊や海底ケーブル破壊。変電所をサイバー攻撃されブラックアウト(全域停電)が起きれば防衛はできない」として「衛星と海底ケーブル防御について集中的に研究、実行する」とした。
加えて「今を生きる日本人と次世代への責任を果たす意味から、技術革新、安全保障環境、社会生活の変化など、今の時代の要請にこたえられる日本人の手による新しい日本国憲法を制定するために力を尽くしていく」と改憲に強い意志をうかがわせた。
また天皇の権威と天皇陛下の皇統を強調した。しかし「天皇は日本国の象徴、日本国民統合の象徴」(憲法1条)であり、それ以上でもそれ以下でもなく、それ以上でもそれ以下でもあってはならない存在だ。(編集担当:森高龍二)