立憲民主党の枝野幸男代表は週末の遊説先の時局講演で、総選挙で1か月の空白が生じる中、その前に自民が約1か月かけ総裁選を行い、政治空白をつくると自民対応を批判した。総選挙は憲法規定や公選法による法に基づくものだが、自民総裁選は自民党内で調整できる話。コロナ対策の急がれる中でも政治空白をつくるご都合主義を非難した。そのうえで、立憲はコロナ対策に覚悟と準備ができているとし、政権をと覚悟と自信を示した。
枝野氏は、立憲は無症状の人を含めた徹底検査、来日者の10日間のホテル隔離などの水際対策強化、自粛と補償のセットを安倍内閣の当初から言ってきたと指摘したうえで、1年半うまくいかなかった自公政権には期待できないとの思いを示した。
そのうえで立憲は「感染を封じ込め、事業を守り、生活困窮者を支援するために何本も法案を国会に提出しており」準備ができている、と自信を示した。政権につけば、これら法案を通して実効性をあげると強調した。コロナ対策に「覚悟も準備もできている。ぜひ私、私たちにやらせていただきたい」と。
また、枝野氏は「新自由主義で競争すれば世の中良くなるという政治の責任放棄を自民党は続けてきた」と指摘し「競争や自己責任でなく、支え合う社会、政治がしっかり支える役割を果たす社会を取り戻す」と語った。
枝野氏やスタッフらはワクチン接種を2回終え、PCR検査で陰性を確認したうえで遊説している。(編集担当:森高龍二)