「日本共産党はまだ暴力的な革命というものを党の要綱として廃止していませんから。よくそんなところと組もうと思うなって」などと共産党や総選挙で共通政策合意した立憲、社民、れいわを貶めた八代英輝弁護士とTBS「ひるおび」への厳しい批判が相次いでいる。八代氏の13日の謝罪が弁明めいたもので、自身の発言そのものへの訂正がなかったためだ。
八代氏は番組内で謝罪したが「私の発言は閣議決定された政府見解に基づいたものでした」などと共産党を攻撃する安倍内閣が閣議決定したものを根拠にしたことをあげて弁明したうえで「一方で、日本共産党はそれをたびたび否定していることも併せて申し上げるべきでした。申し訳ありません」などと単にバランスを欠いたことを謝罪したに過ぎないものになっていた。
このため日本共産党広報部長はTBS担当者に対して八代氏の謝罪は「虚偽発言に対する撤回・謝罪になっていない」と抗議。「公正・公平な番組として引き続き八代氏を起用するつもりなら、事実に基づかない発言をしたことに謝罪と訂正をさせるべき」と申し入れた。
志位和夫委員長がツイッター発信したところによると、この申し入れにTBS担当者は「八代発言を検証し検討します」と答えた、という。
今回の八代氏への対応については「八代氏が『綱領で廃止していない』との発言を訂正し、謝罪しない場合やTBSが訂正・謝罪させない場合には日本共産党は総選挙を直前に控えた中で党への誤解を誘発し、社会的評価を低下させたとして、名誉棄損で謝罪と損害賠償を求める訴訟を起こすことも必要」との声もある。(編集担当:森高龍二)