臨時国会が6日召集された。会期は21日まで。岸田文雄総理は所信表明演説で「全ての人が生きがいを感じられる、多様性が尊重される社会を目指す」と冒頭で表明。「信頼と共感を得ることができる、丁寧で寛容な政治を進める先頭に立つ」と語った。
また過去最大規模の経済対策約56兆円について、岸総理は「コロナ克服・新時代開拓の経済対策、と命名した」と述べた。
岸田総理はコロナ対策に予備費含め13兆円規模の財政資金を投入し、感染拡大に備える。あわせて、新型コロナで厳しい状況にある人々、事業者に対し17兆円規模の手厚い支援を行う。デジタル、気候変動対応など20兆円規模の財政資金を投入し、新たな時代を切り開くための大きな一歩を踏み出す、と強調。
岸田総理は「経済社会活動の再開に当たっては楽観的になることなく、慎重に状況を見極めなければならない。感染が再拡大した場合には国民の理解を丁寧に求めつつ、行動制限の強化を含め、機動的に対応する」との考えも示した。(編集担当:森高龍二)