岸田文雄総理は18日の政府与党連絡会議で冒頭に「自公の固い結束の下、信頼と共感の政治に向けて、目の前の課題に一つ一つ丁寧に対応していくことで、国民の皆さんの期待に応えていきたい」と語った。
そのうえで、第1の取り組みとして「新型コロナへの対応が最優先」とし「最新の知見に基づいて冷静に対応するとともに、よりよい方法があれば躊躇なく柔軟に対応を進化させ、国難を乗り越えていく」と語った。
総理は施政方針演説でも「一度決めた方針でも、より良い方法があるのであれば、躊躇なく改め、柔軟に対応を進化させていく」ことで、実効性を上げたい姿勢を明確にしている。
また岸田総理は「コロナに打ち克ったうえで、新しい資本主義を実現していく」とした。そのため「デジタル、気候変動、経済安全保障、科学技術・イノベーションなどの社会課題を成長のエンジンへと転換し、分配や格差の問題にも正面から向き合うことで、持続可能な経済を作り上げていく」と決意を示した。
一方、外交においては「日本外交のしたたかさが試される1年」とし「現実を直視し、新時代リアリズム外交を展開していく」との考えを述べた。(編集担当:森高龍二)