ロシア下院のワロワヤ副議長が、日本がウクライナ支援へ化学兵器などにも対応する防護マスクや防護衣、ドローンを供与することに関し「ウクライナに科学的、細菌学的な攻撃を準備する機会を与える」などと批判したことに、磯﨑仁彦官房副長官は20日の記者会見で「防衛装備の供与はウクライナの自国防衛を支援するもので、副議長の非難はあたらない」と反論した。
磯﨑官房副長官は「多数の無辜(むこ)の民間人の殺害、これは重大な国際人道法違反であり、戦争犯罪だ。断じて許されない」とロシア軍のウクライナでの行為を「戦争犯罪だ」と強く非難した。
また「これ以上のエスカレーションを止め、一刻も早い停戦実現、ロシアによる侵略を止めさせるため、日本も国際社会と連携し、ロシアに対し強固な制裁を講じていく。ウクライナ政府や国民に寄り添った支援を実施していく」と強調した。(編集担当:森高龍二)