参議院議員選挙の投開票を7月10日に控え、首都圏での区長選挙に注目があった任期満了に伴う杉並区長選挙。立憲民主、日本共産、れいわ新選組、社会民主、地域政党・生活者ネットワーク推薦の無所属新人の国際NGO研究員・岸本聡子氏(47)が現職で4選を目指した田中良氏(無所属)を僅差で破り、初当選した。
選挙には岸本氏、田中氏のほか、無所属新人の田中裕太郎氏(46)が立候補していた。開票結果は岸本氏が7万6743票、田中良氏が7万6556票の接戦だった。田中裕太郎氏は1万9487票だった。岸本氏は都内23区で3人目の女性区長になる。投票率は37.52%。前回選挙より5.5ポイント上回った。投票率が上がれば革新系に優位に働くデータを裏付ける結果になった。
日本共産党の志位和夫委員長は20日ツイッターで「野党が本気でまとまれば勝てる」と発信した。(編集担当:森高龍二)