自民党の高市早苗政調会長が３日、千葉県内で開かれた「美しい日本の憲法をつくる会千葉県民の会」主催の集会に「憲法改正に必要な定数を確保するのが、今回の選挙」とのビデオメッセージを寄せたことが分かった。
安倍晋三元総理は集会で講演し、公明・日本維新の会・国民と協力して改憲を進める考えを強調した。
JNNが４日報じた調査結果では今回の参院選挙の最大の争点について、３９％は「経済対策」、１５％はそれぞれ「社会保障」「少子高齢化対策」で「憲法改正」はわずかに４％にとどまっている。しかし、自公維国のほかにも改憲を訴える政党があり、改憲勢力での議席数が３分の２をクリアすれば動きが加速することは間違いない状況だ。
政党支持率は自民３５．４％、維新４．５％、公明３％、国民０．６％、NHK党０．４％と５党で４３．９％。立憲６％、共産３．４％、社民０．６％、れいわ１．７％の４党で１１．７％。３７％が支持政党なしになっている、という。支持政党なしの層をどこまで終盤に取り込めるかが、改憲阻止にも、改憲推進にも大きな分かれ目になる。（編集担当：森高龍二）
