海外の高度人材「制度と生活環境柱」に獲得へ

2022年09月20日 08:21

 岸田文雄総理は18日までの会見で、海外からの高度人材獲得へ「医療、教育、コミュニティの開放性など、社会の雰囲気、こういったものも含め、質の高い高度人材に魅力的な生活環境を作っていくも考えていかなければいけない」と「受け入れ制度と質の高い生活環境を柱とした取組みを進めて」獲得していく必要があるとの考えを示した。

 岸田総理は「世界各国が優秀な外国人材を取り込むための人材獲得競争にしのぎを削っている、人材獲得競争の時代だ」との認識を示した。

 岸田総理は「シンガポール、インドネシア、ニュージーランド、フランスやイギリス、こういった国々において、より高度な人材をそれぞれの国に取り込むために、在留資格制度、優遇制度、こうした制度を取り入れている、これが現実の今の世界の状況」と述べた。

 そのうえで「日本も従来から高度人材のポイント制度、スタートアップビザ制度といった制度導入で高度な人材を集めようという努力は続けてきたが、世界の状況を見る限り、まだまだ足りない。制度においてもより工夫していきたい」とした。

 また「質の高い高度人材に魅力的な生活環境を作っていく、こうしたことも考えていかなければいけない」と語った。(編集担当:森高龍二)