敬意と弔意・各国への礼節に全力で尽くす 総理

2022年09月26日 06:48

 岸田文雄総理は22日行った内外記者会見で、安倍晋三元総理の国葬儀について「一連の国葬儀行事が敬意と弔意に満ち、各国への礼節を尽くし、我が国への信頼を高めるものになるよう、総理大臣の立場で全力を尽くしていきたいと思っている」と述べた。

 また国葬儀に対する理解が広がっていないことについて「今なお説明が不十分であるとの御意見、御批判があるということについては真摯に受け止めなければならない。具体的な日にちが迫ってきたから明らかになってくる人数とか、具体的な対応、外国からの賓客の顔ぶれとか、明らかになってくる事柄もたくさんある。こういった事柄等について引き続き最後まで丁寧な説明を続けていきたい」と語った。

一方で、安倍元総理と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関係にさまざまな疑惑、懸念が生じている中でも、関係性についての調査に関して岸田総理は「色々な活動や関わり、様々なかつての情勢について伝えられているが、基本的に御本人の心の中での判断に基づくものである以上、亡くなられた今、実態を把握することには限界があるのではないか。その考えは今でも変わっておりません。以上です」と安倍氏が健在であっても調査する気はなかったと推察されるが、改めて『調査する気はない』との姿勢を鮮明にした。(編集担当:森高龍二)