立憲民主党の泉健太代表は岸田文雄総理の所信表明演説を受けて、3日記者団に「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と関係を断つと言っていたが、その言葉が所信表明では無くなってしまった」と釘を刺した。ただ、岸田総理は演説で「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」と教団名を明言して、対応していく姿勢を示してはいる。
このほか、泉氏はGX(グリーン・トランスフォーメーション)では「原発回帰」と指摘するとともに、円安に関しても「円安のメリットを生かす、と円安を容認している」と問題視した。
原発を巡って岸田総理は「十数基の原発再稼働、新たな安全メカニズムを組み込んだ次世代革新炉の開発、建設などについて年末に向け専門家による議論の加速を指示した」と述べ原発利用に積極的姿勢を鮮明にしている。加えて経団連や電事連が原発運転期間「原則40年」としている現行のものを「60年に」延長するよう求めており、GXを御旗に岸田総理は延長への姿勢もうかがわせている。(編集担当:森高龍二)