海自開催「国際観艦式」に韓国海軍7年ぶり参加

2022年10月30日 10:23

 軍艦パレードといえる海上自衛隊開催の「国際観艦式」に韓国の海軍が7年ぶりに参加する。観艦式は来月6日に催される。

 浜田靖一防衛大臣は28日の記者会見で「韓国側から、来月、わが国が主催する西太平洋海軍シンポジウムと国際観艦式に韓国海軍が参加する旨の回答があった」と語り「今般の観艦式を通じて参加国海軍軍種間の信頼醸成、友好親善を促進し、地域の平和と安定を図っていく」と歓迎した。

 松野博一官房長官は官房長官も同日の記者会見で「韓国を含む参加国の海軍間の信頼醸成、友好親善を促進し、地域の平和と安定を図りたい」と同趣旨の発言を行った。

 聯合ニュースは韓国国防部が「約30か国の海軍高官が出席する西太平洋海軍シンポジウムへの参加は友好増進だけでなく、韓国海軍が周辺国や国際社会と海洋における安全保障をめぐる協力の強化を図る良い機会」と捉えていることを報じた。また観艦式には戦闘艦ではなく、最新鋭の軍需支援艦「昭陽」(1万1000トン)を派遣する、としていることを伝えた。11月1日に横須賀港に入る予定。(編集担当:森高龍二)