日教組中央執行委員教育文化局長などを歴任し、参議院選挙出馬を機に日教組を離れたものの、現在も日教組の政治団体（日本民主教育政治連盟）に席を置いている神本美恵子氏が利害関係にある文部科学省の文部科学大臣政務官に就いているのは問題だとして、自民党の下村博文議員が２６日開かれた衆議院文部科学委員会で大臣政務官を辞すよう求めた。
中川正春文部科学大臣は「政府の一員として文部科学行政をすすめていくという立場ですから、すすめて行って頂くものと思っており、しっかり（神本政務官には）頑張って続けて頂きたい」と語り、職を辞す必要はないとの判断を示した。
神本文部科学大臣政務官は「政府の一員として、教育基本法を含む現行の法律に基づいて、着実に（政務官として）仕事をして参りたい」と答弁した。
下村議員が「日本民主教育政治連盟を離れて、政務三役として専念すべきだ」としたのに対し、神本大臣政務官は「どの団体に所属するかは自身で決めることで、所属しているから（政務官としての）仕事ができないとは考えていない」と政治連盟も政務官もともに続ける考えを述べた。（編集担当：福角忠夫）
