第179回国会(臨時会)が20日召集され、会期を12月9日までの51日間と決めた。また衆議院に災害対策特別委員会、政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会、沖縄及び北方問題に関する特別委員会、郵政改革特別委員会、東日本大震災復興特別委員会など10の特別委員会が設置された。
このうち、米軍普天間飛行場の移設問題や北方領土問題を控える沖縄及び北方問題に関する特別委員会委員長には福井照氏(自民党)が就任した。また、東日本大震災復興特別委員会委員長には古賀一成氏(民主党)が、災害対策特別委員会委員長には村井宗明氏(民主党)が、政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会委員長には山田正彦氏(民主党)が、郵政改革特別委員会委員長には赤松宏隆氏(民主党)が就任した。
福井沖縄及び北方問題に関する特別委員会委員長は沖縄については「10年にわたる沖縄振興の最終年にあたる。社会資本の整備や自立型経済の発展など新たな振興策を策定していかなければならない。一方で、米軍基地問題など依然として多くの課題を抱えている」と語り、北方問題については「北方領土の返還実現という大きな問題があり、世論を広げていくことが必要」とし、委員会の運営に協力を求めた。
(編集担当:福角忠夫)