昨年4月の東京・江東区長選挙をめぐり公職選挙法違反(買収)罪に問われている柿沢未途前法務副大臣(東京15区)が1日、議員を辞職した。柿沢被告は同日、衆議院に議員辞職願を提出、許可された。
柿沢被告は公選法違反容疑で議員会館事務所を家宅捜索されたことなどを受け昨年12月14日に自民党を離党。28日には東京地検特捜部に逮捕され、今年1月17日に東京地裁に起訴された。柿沢被告は保釈金600万円を納付し、現在、東京拘置所から保釈されている。
今回の柿沢被告の議員辞職に伴い、衆議院の解散がない限り、4月28日に欠員補充のための補欠選挙が行われるもよう。これまでの流れで「東京15区」のほか、細田博之前衆院議長の死去に伴う「島根1区」での補選、政治資金規正法違反で略式起訴された谷川弥一衆院議員が1月24日辞職したのに伴う「長崎3区」での補選がある。谷川前衆院議員には東京簡易裁判所が罰金100万円、公民権停止3年の略式命令を出している。(編集担当:森高龍二)