野田佳彦元総理が岸田文雄総理について20日のコラムで「笑止千万の政務3役人事を適材適所と言い放った任命権者が、そもそも宰相として適材なのでしょうか」と強い疑問符を付けた。
野田元総理は「松下幸之助氏が『経営の神様』と呼ばれるようになったのは『適材適所』で人を生かす天才だったから」と書き込んだ後「岸田文雄総理大臣にいたっては『適材適所』とは真逆の人事をしていた」と綴った。
この中で野田氏は「山田太郎文部科学大臣政務官が既婚者でありながら女性と不適切な関係を持っていたことを認め辞任。青少年の健全な育成の推進に関することを所掌する文科省の政務官として明らかに不適格」。
「柿沢未途法務副大臣が江東区長選で有料ネット広告を提案し、選挙違反を主導したとして辞めた。柿沢氏は複数の区議会議員に現金を配ったことも認めている。法秩序の維持を任務とする法務省の副大臣の資格なし。というよりも議員失格」。
「神田憲次財務副大臣が固定資産税の滞納により過去4度、差し押さえを受けていたことが明らかになり更迭された。徴税の責任を持つ財務省の副大臣が滞納の常習犯だったとは…。空いた口が塞がりません」と岸田総理の適材適所の人材をみる目のなさを列挙し、岸田総理自身の総理としての資質に疑問を投げた。(編集担当:森高龍二)