第10回太平洋・島サミット(PALM10)が日本で開催されることが決まった。林芳正官房長官が5日までに発表した。
開催期間は7月16日から18日までで開催地は東京。サミットについて林官房長官は「1997年の開始以降3年ごとに開催してきており、今回で記念すべき10回目を迎える。太平洋島しょ国は我が国にとり歴史的に深い関わりがある、太平洋で結ばれた長年の友人」と語った。
そのうえで「近年は我が国の安全保障環境が一層厳しさを増す中にあって、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて海洋分野を始めとする協力も進められている。今年のPALM10は国際秩序の根幹が揺らぐ中で、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化し、協力の輪を広げていくために重要な機会となる」と開催意義を強調した。
林官房長官は「引き続き地域の一体性と太平洋島しょ国自身の取組みを支えつつ、国際情勢の下で、気候変動を始めとする共通課題につき議論し、具体的な協力の在り方を示していきたいと考えている」としている。(編集担当:森高龍二)