ロシアのプーチン大統領が24年ぶりに18日から1泊2日で北朝鮮を国賓として訪問する。プーチン大統領は18日夕刻に北朝鮮に入る。
この動きに林芳正官房長官は17日午後の記者会見で「(こうした報道を含め)北朝鮮に関する動向は平素から重大な関心を持って情報収集・分析に努めている。報道されている内容の可能性について政府として答える立場にはない」とした。
そのうえで「一般論として、ロシアと北朝鮮の間における軍事的な連携・強化を含め、日本を取り巻く地域の安全保障環境は一層厳しさを増していると考えられる。我が国としては引き続き、関連情報の収集・分析を行うとともに関連の安保理決議の履行も含め、米国・韓国をはじめとする国際社会と緊密に連携していく」とした。
聯合ニュースは18日の電子版でプーチン大統領が朝鮮労働党機関紙・労働新聞への寄稿文を朝鮮中央通信が報じたとし、寄稿内容について「西側の統制を受けない貿易と相互決済システムを発展させ、一方的かつ非合法的な制限措置に共同で反対する」としていること。「ユーラシアにおける平等で不可分的な安全構造の建設、ロシアと北朝鮮の高等教育機関間の化学活動活発化」などを紹介。加えて「北朝鮮の側に立つ意思も示した」としている。今回の訪問や寄稿は両国における軍事力強化が最大の狙いと見られている。(編集担当:森高龍二)