自衛隊の外国軍隊との連携強化が加速化

2024年07月16日 06:51

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自衛隊の外国軍隊との連携・強化が加速化している

 自衛隊の外国軍隊との連携・強化が加速化している。さきの日独首脳会談でも一層の強化を確認した。岸田文雄総理は12日の日独共同記者会見で「この夏、ドイツ空軍機及びフリゲート艦が訪日し、日本からも海上自衛隊の練習艦隊がハンブルクへの寄港を計画している」と紹介した。

加えて12日発効したACSA(日・独物品役務相互提供協定)について「部隊間の協力の更なる促進に寄与することを期待している」と語った。

 岸田総理は「経済安全保障分野でも、日独間の連携強化に向け率直に議論した」とし「経済安全保障上の課題に対して同盟国・同志国の一致した対応が重要。自由で公正な国際経済秩序を維持・拡大していくために産業構造や高度な技術力において共通点を持つ日独の連携がますます重要」と強調。「両国間で経済安全保障に関する協議枠組みを創設することで一致した」と述べた。

 岸田総理は「水素、半導体、鉱物資源等の戦略的部門において民間セクターを含む両国間の連携に進展が見られることを歓迎する」とも語り「次世代の情報通信基盤であるビヨンド5G/6Gの研究開発、サイバー分野での連携、広島AIプロセスを通じた安全、安心で信頼できるAI(人工知能)のグローバルな実現などに向けた協力も推進していく」と幅広い連携をアピールした。(編集担当:森高龍二)