岸田文雄総理は26日の政府与党政策懇談会で来年度予算について「我が国経済がデフレから完全に脱却し、成長型経済を実現させる千載一遇の歴史的チャンスを迎えている中、来年度予算においては日本経済を成長型の新たな経済ステージへ移行させるため、骨太方針2024等に盛り込まれた施策を速やかに実行していく」考えを述べた。
具体的には「持続的・構造的賃上げの実現、官民連携による投資拡大、少子化対策・こども政策の抜本的強化を含めた新たなステージへの移行に向けた取組みの加速、防衛力の抜本的強化を始めとした我が国を取り巻く環境変化への対応など」を挙げた。
岸田総理は「政権を挙げて取り組むべき重要な政策課題に必要な予算を重点的に振り向けることによって、持続可能な成長の実現に向けた経済構造の強化を進め、日本経済を新たなステージへと移行させていくことが求められている」と協力を求めた。
また「経済成長と財政健全化を共に進めていくため、重要かつ困難な課題にしっかり対応しつつ、歳出改革努力を継続していくことも重要」と語った。(編集担当:森高龍二)