10月27日に衆院解散・総選挙を行うと石破氏

2024年10月01日 07:19

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石破氏は「衆議院・参議院での所信表明、それに伴う質疑はきちんと行う。予算委員会・党首討論は議会の判断というものがあるので、それに従いたい」とした

 自民党の石破茂総裁は30日の記者会見で、10月1日の臨時国会「首班指名」で総理なることを踏まえ「10月1日の臨時国会の首班指名で内閣総理大臣に選出されれば、直ちに組閣を行い、政権を発足させたい。新政権はできる限り早期に国民の審判を受けることが重要と考えている」とし「諸条件が整えば、10月27日に解散総選挙を行いたい」と語った。

 総理になることが確実とはいえ、総理就任前に衆院解散・総選挙に言及するのは異例の事で、この点について石破氏は「全国の選挙管理委員会などの選挙準備の観点から本日表明させていただいた」と石破氏らしい対応をみせた。

総理になる前の表明は適切なのか、と記者団に問われ「最初に申し上げた通り、総理に選出されれば、と言っており、不適切とは考えていない」とした。

 石破氏は「全国あまねくキチンと選挙が行われるということでなければならない。また(総選挙では)最高裁判所裁判官の国民審査を伴うもので、憲法上の要請からも極めて重要」とし、そのための準備をしてもらうための時間を持ってもらうことが表明の目的とした。

 石破氏は「衆議院・参議院での所信表明、それに伴う質疑はきちんと行う。予算委員会・党首討論は議会の判断というものがあるので、それに従いたい」とした。そのうえで「いずれにしても、国民に判断頂ける材料をきちんと整える努力は続けていきたい」と述べた。(編集担当:森高龍二)