解散へ政権公約取りまとめに入る 自民政調会長

2024年10月01日 07:16

 自民党の小野寺五典政調会長は9月30日の記者会見で「新しい資本主義を加速化していく」と語るとともに、石破茂新総裁が総理に選出された場合に衆院解散・総選挙を10月27日に行うと表明したことを受け「解散に向けて、速やかに政権公約の取りまとめに入っていきたい」と語った。

 小泉進次郎選対委員長は「選対委員長の仕事は一人でも多くの仲間を(選挙で)当選させること」と強調。「目の前に迫っている総選挙に向け、準備・対応に専念したい」と述べた。また「来年は重要な参院選挙も控えている。参院議員の方々とも十分に議論を深めながら準備を進める」決意を示した。

 森山裕幹事長は政治とカネを巡る問題について「国民からの信頼回復に向けて、さらに努力していかなければならない」と述べた。一方、臨時国会での予算委員会や党首討論の扱いに関しては「27日の衆議院解散・総選挙を念頭に、現場での議論をしっかりやって頂けるものと思う」とするにとどまった。国民に政権選択の判断材料をどこまで提供できるのか、与野党の政策をめぐる国会での舌戦が求められる。(編集担当:森高龍二)