自民党の小泉進次郎選挙対策委員長は28日、今回の衆院議員選挙で党の議席を56議席減らし、191議席になった責任を取り、選対委員長を辞したと明らかにした。
自民党は派閥の組織ぐるみの裏金づくり問題で党への信頼が失墜していた。石破茂新総裁(総理)の下で総選挙を戦い、与党(自公)で議会の過半数(233議席)の獲得を目指したが、公明党も8議席減らすなど、自民・公明合わせて215議席と、過半数には18議席足りない状況に追い込まれた。
27日の開票作業が進む中、自民党に予想以上の厳しい審判が下されていることが明らかになるにつれ、小泉選対委員長は自身が責任を取る必要をTV番組の中でも明らかにしていた。
小泉氏は「選挙結果は選対委員長の責任」とし「すべて私が責任を取ること」と辞任理由を示した。小泉氏は石破総裁に辞表を提出、受理されたとしている。
来夏には参院選挙も控えており、石破総裁の下で、党の立て直し、信頼回復への取組み加速が求められている。(編集担当:森高龍二)