三菱商事が出資する在豪州TRILITY Group Pty Ltd(以下、TRILITY)は、参画するSPC(特別目的会社)を通じて、西オーストラリア州政府より同州内に新設される上水道施設の設計・建設、資金調達から運営維持管理までを一括受注した。
同案件は、同州において初めてのPPP(Public Private Partnership:官民連携によるインフラの構築・運営)による水事業案件。また昨年、三菱商事、産業革新機構及び日揮がTRILITY社を買収した後、新生TRILITY社としての初めての大型受注案件であり、累計では15番目の案件となる。
TRILITY社は、上下水道、海水淡水化、工業排水処理、再生水等の既存14案件に加えて、本件を初めとする新規事業の展開や既存事業の持分買増しなどを通じて、今後も成長の続く豪州水ビジネス市場を取り込んでいく。
なお、三菱商事は2010年7月に発表した中期経営計画において、地球環境事業を全社戦略分野と位置付け、現在、地球環境事業開発部門にて、水事業を積極的に推進している。