厚生労働省の「人口動態統計」によると、2010年の合計特殊出生率は1.39となっており、諸外国と比べても低い水準。2009年に実施された厚生労働省「第7回21世紀成年者横断調査」によると、夫の家事・育児時間が長いほど、第2子以降の出生割合が高いことがわかっている。そのため、厚生労働省は、男性の育児休業取得率を2009年度の1.72%(2010年度1.38%)から2020年度には13%に上げる目標を掲げ、「イクメンプロジェクト」を立ち上げるなど、ワーク・ライフ・バランスの実現に取り組んでいる。
そのような中、大和ハウス工業は、近年増加している「イクメン」「カジメン」と呼ばれる、育児に積極的で家事をいとわない20から30代の父親が、「妻や子どもの喜ぶ顔を見るのが楽しみ」「家族の絆が何よりも大切」「子どものために環境に配慮したい」と考えている気持ちに着目。「新イクメン」「新カジメン」をターゲットに据え、東日本大震災発生以降に求められている家族の姿にも配慮した戸建住宅の新商品「xevo Li(ジーヴォリアン)」(軽量鉄骨造)を発売、商品ラインアップを拡大する。
「xevo」シリーズは、同社オリジナル外壁システム「外張り断熱通気外壁」を採用するなど、耐久性と省エネルギー性を高めることで、「長期優良住宅」認定制度に標準仕様で適合する高性能な住宅として好評を得ている。今回発売する「xevo Li」は震災以降の「絆」意識の高まりの中、育児・家事への参加意識が高い父親がいる共働き子育て世代をターゲットに据えた企画提案型住宅。なお、発売は2011年10月6日となっている。