立憲民主党の野田佳彦代表は4日の年頭記者会見で「熟議と公開の国会運営を旨とし(昨年の臨時国会は)手探りで取組んだ中、政策活動費全廃や補正予算修正など一定の成果を上げることができた」と振り返ったうえで「今年は熟議と公開の国会運営の真価が問われる年」との認識を強調した。
野田氏は「熟議と公開は民主主義そのもの」とし「世界で分断と対立が進んでいる中、日本も日本の民主主義が瀬戸際状態と思っている。民主主義の力を発揮して、与野党でいろんな意見の違いはあるが、一致点を見出して、政治が前進するという姿をつくっていくということは政府・与党だけでなく、野党にも責任があると思う。その責任を果たしていきたい」と国民のために政治を前進させていくとの思いを語った。
また1月に召集される通常国会で新年度予算案(一般会計総額115兆円)の審議が始まる。これへの対応について「納税者の立場から賢い支出であるのかどうか、厳しくチェックし、何を勝ち取れるのか、他の野党と協議をすすめたい」とした。(編集担当:森高龍二)