歳出削減に対する総理の真剣度に疑問

2011年09月28日 11:00

 東日本大震災の復興財源捻出へ国家公務員の給与8%削減の時限立法が通れば年間3000億円の削減になるが、27日の衆議院予算委員会で安住淳財務大臣は「この法案の成立に協力を」と江田憲司みんなの党幹事長の質問に答えて、協力を求めた。江田氏は「どんどん協議していきましょう」と法案成立に協力する姿勢をみせた。

 一方で、江田氏は政府が公務員の給与削減をあげながら、野田佳彦総理が菅直人前総理が返上していた総理として上乗せされている給与分を返上せずに受け取っていることに言及。歳出削減に対する総理の真剣度に疑問を投げた。

 みんなの党は同日、国会議員歳費カット法案を国会に提出している。法案では「当分の間、議長、副議長、国会議員の歳費を月額3割、期末手当で5割カットする」ことを目指している。
(編集担当:福角忠夫)