野党第1党すべき事、立ち位置アピール 野田氏

2025年02月26日 06:34

 立憲民主党の野田佳彦代表は24日の党大会で、「自民党の思惑は3党の三つ巴戦。我々は三つ巴戦に参加しているのではない。野党をまとめ、様々な政策を実現していく。それがわれわれの役割」と現況での立ち位置をアピールした。

 野田氏は「一般的にはメディアの人たちは、例えば国民民主党が103万円の壁を兆単位で予算修正しようとしているじゃないか。維新が数千億円の単位で教育の無償化の拡充をしようとしているじゃないか。それに比べ、立憲民主党の影が薄いと言われる」と語った。

 また「今、地方を毎週回っていますけれども、どこに行っても、もう叱咤激励というよりも叱咤ばかり受けます。ぜひご理解いただきたい。国民民主党にも頑張ってほしい、維新にも頑張ってほしい。その横糸を通していくのはわれわれの役割です。国民民主党も主張しているガソリン税の引き下げのための上乗せ税率の廃止は共同で実現していこうというテーマ。教育無償化は、元祖は民主党。われわれが先頭に立たなければなりませんが、維新も頑張って要求しているんだったら、こちらにもエールを送るために予算の修正項目に入れています。その他も、他党と一緒に議員立法で提出していることばっかりです」と紹介。

 野田氏は「野党が連携して初めて、次の『企業・団体献金の禁止』や『選択的夫婦別姓の実現』可能性が高まるんです。そのことはよく押さえておいていかなければいけない。今、政調会長が中心となって8党派の政策責任者の会議をやっています。これがだんだん生きてくるだろうと私は確信をしているところです」と野党第1党の現況でやるべきこと、立ち位置を強くアピールした。(編集担当:森高龍二)