高校無償化など3党合意実現へ努力尽くすと総理

2025年02月27日 06:43

 石破茂総理は25日、教育無償化、社会保障改革に関して、自民、公明、日本維新の3党が合意する文書を交わしたことを受け「合意事項実現に3党と一緒に、最大限の努力を尽くす」とし「歳入、歳出の両面の措置で財源の確保を図る」考えを示した。

 石破総理は3党合意の内容について「高校無償化については骨太方針2025策定までに大枠を示し、26年度予算編成過程において実現する。26年度から収入要件を撤廃し、私立は45.7万円に引き上げる。また先行措置として25年度分では11.88万円の支給の収入要件を事実上撤廃するということにしている」と述べた。

 また給食無償化について「まず小学校を念頭に、地方の実情などを踏まえ、26年度に実現する。その上で、中学校への拡大も、できる限り速やかに実現するということにしている。これら各施策の実現に当たり、政府全体で徹底した行財政改革を行うなどにより、安定財源を確保することとしている」とした。

 石破総理は「今回の合意内容を踏まえた予算修正について与党と相談し、25年度予算、25年度税制改正法につき、年度内の早期に成立させるということといたしており、党派を超えて真摯な政策協議をいただいた。大変意義のあることだと考えている」と述べた。(編集担当:森高龍二)