両院協議会のあり方 総理 政党間協議に期待

2011年09月27日 11:00

 野田佳彦総理は26日の衆議院予算委員会で岡田克也民主党前幹事長から、総理の立場というより、党の代表として両院協議会のあり方についての考えを質され「政党間の協議を進めて頂き、成案を得るようご努力頂ければありがたい」と政党間での協議入りに期待を示した。

 両院協議会のあり方について、岡田氏は両院協議会での協議案の表決については国会法92条の1項で3分の2以上で決めるとなっているが、これを「過半数で決める」とすべき、また構成員を議席数の配分に応じて考えるべきで、こうした改善により、両院協議会が議論し動きうる状況にすべきだと提案した。

また岡田氏は「ある意味、党議拘束も解いて、まさしく、見識のある人を選んで、党を離れてしっかり議論していく、そういう智恵が議会として出ないものかと思う」として、野田総理に党代表としての見解を求めた。
(編集担当:福角忠夫)