万博は英知を集め、その道を示していく場 総理

2025年04月15日 06:27

 石破茂総理は12日行われた大阪・関西万博開会式で「世界中から160を超える国・地域、国際機関、国内から大阪府市、関西圏だけではなく全国から多くの方々に御参加をいただき、開会式を迎えることができた。1851年のロンドン万国博覧会から170年以上の歴史を積み重ねてきた国際博覧会、時代を映す鏡であるとともに、人類共通の課題をいかに克服するか、内外の英知を集め、その道を示していく場でもあります」と改めて国際博覧会の意義を強調した。

 そのうえで「我が国が開催した過去の万博、1970年大阪では『人類の進歩と調和』、2005年愛知では『自然の叡智(えいち)』がテーマ。20年を経た2025年『いのち輝く未来社会のデザイン』を掲げ、日本は再び世界の人々が対話し、交流する舞台を提供いたします。ここから『新しい日本』の姿を世界に発信をしていきます」と新しい日本の姿発信の場でもある旨を語った。

 石破総理は「世界は、今、様々な『分断』の危機に直面しております。こうした時代に、世界中の人々が集まり、『いのち』というテーマに向き合い、最先端の技術や多様な考え方、文化に触れることは極めて大きな意義がございます」と述べた。また、開催にあたり、石破総理は「招請国政府として、安全に皆様をお迎えし開催する責任を果たしていく決意だ」と述べた。(編集担当:森高龍二)