興銀リース、東芝ファイナンス及び東芝は、東芝ファイナンスの法人向け金融サービス事業を会社分割により、事業承継する会社の発行済株式の90%及び東芝医用ファイナンスの発行済株式の65%を興銀リースが取得することで基本合意した。
興銀リース、東芝ファイナンス及び東芝は11月中を目途に最終契約を締結。2012年2月1日に株式売買を完了することを目指す。なお、新会社の出資比率は興銀リース90%、東芝10%、また、東芝医用ファイナンスの出資比率は興銀リース65%、東芝メディカルシステムズ35%となる予定だという。
今後、新会社は、顧客やノウハウなどこれまで培ってきた事業資産を生かし既存事業の強化を図るとともに、興銀リースグループが有する提案力等を活用することで、メーカー系リース会社として更なる企業価値の向上に努めていく。また、興銀リースは、東芝グループ各社を主要顧客とする新会社を傘下に加えることによって、東芝グループの有するグローバルかつ裾野の広い商圏において多様なファイナンスニーズを捕捉し営業基盤の更なる拡充を図るとともに、東芝グループの広範多岐に亘る販売チャネルを活用。リース事業等の業容拡大を積極的に進めていく。
一方、東芝グループは、製品販売と設備投資の両面にわたり、新会社からこれまで以上に質の高いリース等の金融サービスの提供を受けることにより、各種製品の販売の強化と経営効率の更なる向上を図る。なお、こうした取り組みを推進すべく、興銀リース及び東芝は新会社による東芝グループ向け金融サービスの提供に関し業務提携契約を締結する予定だという。