「政権選択選挙」前哨戦といわれる参議院議員選挙が3日公示された。各政党、各候補は20日の投開票日に向け、政策を訴え、激しい選挙戦に入った。参議院議員の任期は6年。最大注目は「与党の過半数割れ」を野党が実現できるかどうか。
消費税を巡る物価対策、先の国会で先送りされた「企業・団体献金」を含む「政治とカネの問題」、ガソリンに1リットル当たり25.1円課せられている『暫定税率』の扱い、「選択的夫婦別姓」の問題、「コメの問題」などなど、多くの課題がどのように動くかどうか、選挙結果が大きな影響を与えることになる。
定数248のうち、今回は124議席(選挙区74、比例50)と東京選挙区非改選の欠員1の補充があり、125議席を争うことになった。選挙区選には350人が、比例の50には172人が立候補を届け出た。
政党別での立候補者を見ると、◆自民党が79人=選挙区48人、比例31人。◆立憲民主党は51人=選挙区29人、比例22人。◆公明党は24人=選挙区7人、比例17人。◆日本維新の会は28人=選挙区15人、比例13人。◆日本共産党は47人=選挙区28人、比例19人。◆国民民主党は41人=選挙区22人、比例19人。◆れいわ新選組は24人=選挙区12人、比例12人。◆参政党は55人=選挙区45人、比例10人。◆社会民主党は11人=選挙区6人、比例5人。◆保守党は9人=選挙区5人、比例4人。◆諸派117人=選挙区97人、比例20人。◆無所属36人=選挙区36人。(編集担当:森高龍二)